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平成28年度 法人企業統計調査結果が公表
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財務省から法人企業統計調査結果(平成28年度)が公表されました。
− 経常利益が前年度比9.9%増 −
財務省は、9月1日に「法人企業統計調査結果(平成28年度)」を公表しました。
これによると、全産業(金融業、保険業を除きます。以下同じ)の売上高、経常利益は、対前年度比で増収、増益となっています。
収益の状況
(1) 売上高
売上高は1,455兆7,563億円で、対前年度増加率(以下「増加率」といいます。)は1.7%となっています。
業種別にみると、製造業では、石油・石炭で19.6%の大幅減収となったものをはじめ、電気機械、輸送用機械などで増収となったことから、製造業全体では0.6%の減収となっています。
一方、非製造業では、運輸・郵便業で減収となったものの、建設業、不動産業、電気業などで大幅な増収となり、全体では2.6%の増収となっています。
資本金階層別の増減率では、10億円以上の階層は1.8%の減収、1億円〜10億円の階層は5.5%、1,000万円〜1億円の階層は3.7%、1,000万円未満の階層は1.1%の増収となっています。
(2) 経常利益
経常利益は74兆9,872億円で、増加率は9.9%と大幅なものとなっています。
業種別にみると、製造業では、鉄鋼、業務用機械などで大幅な減益となったものの、電気機械、情報通信機械、食料品などで大幅な増益となったことから、製造業全体では3.1%の増益となっています。
一方、非製造業では、電気業、運輸・郵便業などで大幅な減益となったものの、建設業、不動産業、物品賃貸業、情報通信業、サービス業などで大幅な増益となったことから、非製造業全体では13.5%の大幅な増収となっています。
資本金階層別の増減率では、10億円以上の階層は5.5%、1億円〜10億円の階層は11.9%、1,000万円〜1億円の階層は17.3%、1,000万円未満の階層は28.5%と、全階層において増益となっています。