平成24年5月31日に、国税庁より平成23年分の所得税･個人消費税･贈与税の確定申告状況等についての報道発表資料が公開されました。内容の概要は次のとおりです。

1      所得税の申告状況について

(1)     確定申告書の提出状況：提出人員は2,185万3千人で3年連続の減少

(2)     申告納税額のあるものの状況：納税人員・所得金額はいずれも減少、申告納税額は増加

(3)     還付申告の状況：還付申告は1,279万2千人で増加

(4)     譲渡所得の申告状況

　イ　土地等の譲渡所得：土地等の譲渡所得の申告人員は減少、有所得人員･所得金額はいずれも増加

　ロ　株式等の譲渡所得：株式等の譲渡所得の申告人員･有所得人員はいずれも減少、所得金額は増加

2      個人事業者の消費税の申告状況について

　　申告件数・納税申告額は6年連続でいずれも減少

3      贈与税の申告状況について

(1)     贈与税の申告状況：贈与税の申告人員･納税人員･申告納税額はいずれも増加

(2)     暦年課税及び相続時精算課税別の申告状況

　イ　暦年課税の申告人員･納税人員･申告納税額はいずれも増加

　ロ　相続時精算課税の申告人員・納税人員・申告納税額はいずれも減少

　以上の確定申告の状況に加え、各種施策の実施状況（ICT(情報通信技術)を利用した確定申告書の状況、閉庁日における申告相談の状況）と平成23年分確定申告期における東日本大震災への対応等についても公表されました。

 

　公開資料では、23年度の数値の多くが過年度の数値とともにグラフで表示され、その推移についても非常に見やすいものとなっています。また多くの参考資料も公開されています。

 

 

　資料は下記のアドレスにて公開されています。是非ご覧下さい。
　 http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2011/kakutei_jokyo/index.htm